115E19

医療事故の発生要因であるヒューマンエラーの防止策として適切でないのはどれか。

医療安全を確保するための研修制度
各種マニュアルの定期的な見直し
有能な人材への業務の集中
危険予知トレーニング
指さし呼称確認

解答: c

115E19の解説

【選択肢考察】
a 適切な研修により、ヒューマンエラーの発生確率を下げることができる。
b マニュアルの配備と、定期的な見直し・改訂により、ヒューマンエラーの発生確率を下げることができる。
c 誤り。有能な人材は業務を効率的かつ大量にこなすことができるものだ。そのため、どうしても業務が集中しやすくなってしまう。しかし、どれほど有能な人材でも、業務を多くこせばヒューマンエラーを起こす確率は上がっていく。そうならないよう、全スタッフで業務を分担できる仕組みを構築することが望ましい。
d 厚労省は危険予知訓練〈KYT〉(危険[K]予知[Y]トレーニング[T]という日本語と英語を交えた何ともシュールな略記である)の4ラウンド法というものを提唱している。これによれば、「どんな危険がひそんでいるか」→「これが危険のポイント」→「あなたならどうする」→「私達はこうする」のラウンドを展開することで作業や職場にひそむ危険性や有害性等の危険要因を発見し解決する能力を高めることができる。
e 確認したつもり、でも確認できていないのがヒューマンエラーというものだ。指さし呼称確認はそのエラー発生確率を下げることに貢献する。

正答率:99%

テーマ:ヒューマンエラーの防止策

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