115D4

心アミロイドーシスについて誤っているのはどれか。

二次性心筋症である。
心電図で低電位差を認める。
心筋生検が診断に有用である。
左室拡張障害による心不全を生じる。
老人性全身性アミロイドーシスでは免疫グロブリンが心臓に沈着する。

解答: e

115D4の解説

【選択肢考察】
a 全身疾患であるアミロイドーシスの一環として心病変がみられており、二次性心筋症に分類される。
b アミロイド沈着により、心筋は肥大する。一般に心筋肥大時には高電位差をみることが多いが、本疾患では低電位差がみられることが特徴的。
c 心筋生検により、アミロイド沈着を証明することが診断に有用。
d 左室の肥大・硬化に伴い、拡張障害がみられ、結果として心不全となる。
e 誤り。老人性全身性アミロイドーシス〈ATTRwtアミロイドーシス〉では野生型〈wild type〉のトランスサイレチンが心臓に沈着する。免疫グロブリン沈着がみられるのは、ALアミロイドーシスという別の型である。

正答率:61%

テーマ:心アミロイドーシスについて

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