28歳の女性(1妊0産)。妊娠36週2日、けいれん発作のため救急搬送された。これまでの妊娠経過に異常は認めなかったが、2日前の妊婦健康診査の際に血圧142/84mmHgと高血圧を初めて指摘された。その他の異常を認めなかったため、4日後の来院を指示されていた。家族によると、今朝、突然意識を失った後に全身のけいれんが起こったという。搬入時の意識レベルはJCS I-2。けいれんは治まっていた。体温37.2℃。心拍数82/分。血圧164/96mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(マスク5L/分酸素投与下)。頭部MRIのT2強調像(A)及び拡散強調像(B)とを別に示す。
この患者の脳にみられる病態はどれか。
正答率:93%
テーマ:子癇に伴う可逆性白質脳症〈RPLS〉でみられる病態