115C8

国際生活機能分類〈ICF〉について誤っているのはどれか。

統計分類が主目的である。
多職種間の共通理解に寄与する。
障害を生活機能というプラス面からみる。
背景因子には環境因子と個人因子がある。
WHOの国際分類ファミリーのひとつである。

解答: a

115C8の解説

【ポイント】
障害を健康状態の構成要素ととらえ、現段階での実行状況からプラス面(現在健康であって問題ない)とマイナス面(障害のため支障がある)の双方から評価し、分類するのが国際生活機能分類〈ICF〉である。

【選択肢考察】
a 誤り。統計分類を主目的とするのは国際疾病分類〈ICD〉や医療行為分類〈ICHI〉である。
b 職種に依存しない共通の分類であり、コミュニケーションに活用される。
c 冒頭で示したとおり、従来のマイナス要素が強かった障害という概念を、プラス面からも評価する点がICFの特徴だ。
d ICFは心身機能・身体構造、活動、参加、の3つの生活機能からなる。また背景に個人因子、環境因子、の2つを想定する。
e WHOによって作成された数多くの国際分類をグループ化して分かりやすくまとめたものが、WHO国際分類ファミリー〈WHO Family of International Classifications;WHO-FIC〉である。WHO-FICは①中心分類、②関連分類、③派生分類、の3つからなる。このうち①はICDとICFとICHIからなる。

正答率:89%

テーマ:国際生活機能分類〈ICF〉について

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