115C35

60歳の男性。50本/日の喫煙をしている。現在、糖尿病で自宅近くの診療所に通院し、内服薬による治療を受けている。また、脳梗塞の既往があり、抗血小板薬を内服している。年に1回の自治体のがん検診を受け、診療所では定期的な血液検査を受けている。

この患者における一次予防となるのはどれか。

禁煙
血糖降下薬の内服
抗血小板薬の内服
定期的なHbA1c測定
肺がん検診での胸部エックス線撮影

解答: a

115C35の解説

【ポイント】
臨床問題の形はなしているが、実質的な一般問題。

【選択肢考察】
a 正しい。禁煙することで、各種疾患にかかりにくくなる。これは一次予防に該当する。
b 糖尿病という疾患に対する治療であり、これは二次予防に該当する。
c 既往歴である脳梗塞の再発予防に対して行われており、三次予防に該当する。
d 糖尿病の病状を知る指標として測定するため、二次予防に該当する。
e 検診によって、疾病の早期発見が可能となる。これは二次予防に該当する。

正答率:99%

テーマ:一次予防に該当する行為

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