68歳の女性。意識低下のため救急車で搬入された。5日前から感冒症状が出現し、食欲不振と倦怠感のため定期内服薬が服用できていなかった。3日前から38℃台の発熱があり、自宅でうずくまっているところを家人が発見し救急車を要請した。既往歴として、2年前に非機能性下垂体腫瘍を経蝶形骨洞手術にて摘出されたが、残存腫瘍を指摘されていた。以後ヒドロコルチゾンとレボチロキシンを継続服用中であった。搬入時の意識レベルはJCS II-20。体温38.4℃。血圧80/46mmHg。心拍数122/分、整。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。血液生化学所見:血糖65mg/dL、Na 121mEq/L、K 5.5mEq/L。
まず行うべき対応はどれか。3つ選べ。
正答率:82%
テーマ:副腎クリーゼの対応