114F62

追加検査で抑うつ傾向と四肢筋量と骨量の低下が認められた。

この患者に対する適切な対応はどれか。2つ選べ

運動指導を行う。
自宅安静を指示する。
精神科医師にコンサルテーションする。
ベンゾジアゼピン系薬剤の投与を開始する。
器質的な疾患がないことを説明し、かかりつけ医に逆紹介する。

解答: a,c

114F62の解説

a 正しい。筋量と骨量の低下がみられており、適度な運動が望ましい。
b 安静にしていては一層廃用が進んでしまう。
c 正しい。抑うつ傾向がみられており、精神科コンサルテーションが有用だ。
d 不安と不眠に対する処方を意図しているものと思われるが、ふらつき・転倒のリスクであり、筋量・骨量の低下した高齢者には使いにくい。精神科の専門医の意見を聞いた上で検討しよう。
e 機能的な病態(抑うつ傾向など)や、「疾患」とまでは言えない状態(筋量・骨量の低下)が存在している以上、逆紹介して終了とするのは望ましくない。

正答率:89%

テーマ:【長文3/3】抑うつ傾向と四肢筋量・骨量低下をみる高齢者への対応

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