114E12

抗菌薬の使用で正しいのはどれか。

解熱後はすぐに抗菌薬を中止する。
発熱のある患者には抗菌薬を投与する。
細菌検査の検体を採取後に抗菌薬を投与する。
感受性検査の結果によらず広域抗菌薬を継続する。
解熱薬を併用することで抗菌薬の効果判定が容易になる。

解答: c

114E12の解説

a 解熱後も数日様子をみてから抗菌薬を中止するのが一般的である。
b ウイルス感染や真菌感染かもしれない。抗菌薬は細菌感染にしか効かないため、何でもかんでも発熱患者に投与すればよいというわけではない。
c 正しい。検体採取前に抗菌薬を投与しては、菌が中途半端に殺菌され、結果がマスクされてしまう。
d 感受性検査の結果が判明した後は、de-escalationをし、特化した抗菌薬を用いる。
e 解熱薬を併用しては、解熱が抗菌薬によるものなのか判別がつきにくくなる。

正答率:98%

テーマ:抗菌薬の使用について

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