114D7

アルコール依存症の治療について適切なのはどれか。

入院治療が第一選択である。
断酒会は匿名参加が原則である。
離脱症状にベンゾジアゼピン系薬を投与する。
脳症の予防としてビタミンDは有効である。
患者に知らせずに抗酒薬を食事に混ぜて投与する。

解答: c

114D7の解説

a 重症例や、外来治療が奏効しない例では入院となることもある。が、原則は外来治療だ。
b アメリカ発祥の自助グループAlcoholics Anonymous〈AA〉は匿名参加を原則としている。しかしながら、断酒会はAAと異なるもので、実名参加が原則。
c 正しい。アルコール離脱症状に対する第一選択薬はベンゾジアゼピン系薬である。
d Wernicke脳症の予防にビタミンB1の投与が有効。
e 正常な意思判断能力のある者に対してこのような投与をしてはならない。★禁忌★

正答率:98%

テーマ:アルコール依存症の治療について

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