114A4

掌蹠多汗症について誤っているのはどれか。

精神性発汗は亢進する。
汗腺の数が増加している。
真菌や細菌の感染を起こしやすい。
治療にはイオントフォレーシスが用いられる。
Minor法はヨードデンプン反応を利用した検査法である。

解答: b

114A4の解説

エクリン汗腺の機能が亢進する病態が掌蹠多汗症である。
a 緊張時などに発汗しやすい。
b 誤り。汗腺の機能亢進はみられるも、汗腺の数自体は不変。
c 皮膚表面がwetな状況となりやすく、防御機構が脆弱化する。そのため、真菌や細菌感染をきたしやすい。
d 電流を流すことで、エクリン汗腺の機能を低下させる治療であり、掌蹠多汗症に有効である。
e 発汗部がヨードデンプン反応により着色する。また、発汗量が多いほど着色は大きくなる。掌蹠多汗症の検査として有効である。

正答率:55%

テーマ:掌蹠多汗症について

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