113F82

入院後に行った嚥下造影検査で、造影剤の気道内流入が認められた。

この時点の対応として適切なのはどれか。

胃瘻造設
失語症訓練
経鼻経管栄養
食道発声訓練
高カロリー輸液

解答: c

113F82の解説

嚥下造影検査で造影剤の気道内流入が認められたということは、誤嚥しやすいということだ。
a 食事摂取できない状況が長期に及べば胃瘻造設も候補に挙がる。が、急性期の今行うべきことではない。
b Wallenberg症候群では高次機能障害はみない。
c 正しい。誤嚥を減らすべく、経鼻経管栄養が推奨される。
d 喉頭癌で喉頭全摘した後などに訓練する発声方法である。
e 誤嚥さえしなければ腸から栄養を取り込むことは可能なわけで、輸液ではなく、なるべく生理的なルートから栄養を投与したい。

正答率:90%

テーマ:【長文3/3】嚥下造影検査で造影剤の気道内流入が認められた高齢者への対応

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