113C25

80歳の男性。誤嚥性肺炎、脳梗塞による左片麻痺、脳血管性認知症および仙骨部褥瘡のため入院中である。寝たきりの状態で経口摂取が困難であり、経鼻経管栄養を行っている。肺炎は抗菌薬治療により改善し、在宅医療を担当する医師に診療情報提供を行うとともに、自宅への退院に向けて退院支援チームで相談をすることとなった。

正しい対応はどれか。

褥瘡チームの介入を中断する。
吸引器を自宅に準備してもらう。
看護師が胃管の挿入を家族に指導する。
主治医が退院後のケアプランを作成する。
ケアマネジャーが喀痰吸引を家族に指導する。

解答: b

113C25の解説

誤嚥性肺炎、左片麻痺、脳血管性認知症および仙骨部褥瘡のため入院中の寝たきり高齢者。
a 仙骨部褥瘡があるわけで、褥瘡チームの介入は必要だ。
b 正しい。自宅への退院に向けて相談が行われている。「経口摂取が困難であり、経鼻経管栄養を行っている」との情報からは家族による定期的な吸引が必要となりそうだ。
c 胃管の挿入は家族が行う処置ではない。
d ケアプランを作成するのはケアマネージャー(または本人)の業務。
e 喀痰吸引を家族に指導するのは医師または看護師の業務。

正答率:91%

テーマ:自宅退院へ向け退院支援チームで相談する内容

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