113B49

現 症:意識は清明。身長168cm、体重64kg。体温36.1℃。脈拍88/分、整。血圧128/88mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心臓の聴診で胸骨右縁第2肋間を最強点とするIV/VIの駆出性雑音を認める。心音・心雑音の模式図を以下に示す。

この患者で予測されるのはどれか。

解答: b

113B49の解説

「胸骨右縁第2肋間を最強点とするIV/VIの駆出性雑音」ときたら大動脈弁狭窄症〈AS〉である。
a 拡張期の減衰する雑音であり、大動脈弁閉鎖不全症〈AR〉でみられる。
b 正しい。収縮期の駆出性雑音であり、ASでみられる。
c 汎収縮期雑音であり、僧帽弁閉鎖不全症〈MR〉でみられる。
d II音を頂点とする連続性雑音であり、動脈管開存症〈PDA〉でみられる。
e 前収縮期雑音とOpening snapであり、僧帽弁狭窄症〈MS〉でみられる。

正答率:91%

テーマ:【長文2/2】大動脈弁狭窄症〈AS〉の心音図

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし