112E24

診療ガイドラインについて正しいのはどれか。

症例報告を新たに集積して作成される。
併存疾患が多い患者ほど推奨を適用しやすい。
推奨と異なる治療を行うと患者に危険が及ぶ。
当該疾患の患者全員に同一の推奨を適用できる。
患者と医療者の意思決定の材料の一つとして利用する。

解答: e

112E24の解説

a 症例報告は一般に稀有な症例を報告するものだ。ガイドラインに珍しい症例ばかり載せては普遍性に欠けてしまう。
b 逆である。併存疾患が多ければそれだけ考慮しなければならない項目が増えるため、推奨を適応しにくくなってしまう。
c・d 推奨の通りに治療を行えなかったら患者に害が及ぶとは言い切れないし、ガイドラインに沿った治療をしたら常にそれが患者に最良だとも言い切れない。大切なのは、他科とも連携し、患者それぞれにとって最善の医療を提供するように努めることである。
e 正しい。ガイドラインを基に、患者の希望や背景に合わせた治療を提案することが望ましい。

正答率:94%

テーマ:診療ガイドラインについて

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