112D6

ある患者に対して処置を行った後の腹部エックス線写真を別に示す。

この患者の疾患として考えられるのはどれか。

イレウス
Crohn病
食道静脈瘤
総胆管結石
非閉塞性腸管虚血症

解答: d

112D6の解説

画像にて、チューブが十二指腸経由で胆管に留置されているのがみてとれる。経鼻胆管ドレナージチューブである。
a イレウス管が有用だが、胆道内には入れない。
b 経腸栄養が有用なこともあるが、胆道内には入れない。
c 食道内に内視鏡を入れることはあるが、胃以下はアプローチしない。
d 正しい。総胆管結石の治療として内視鏡的経鼻胆管ドレナージ〈ENBD〉を実施した可能性が高い。
e NOMIと略される病態。文字通り閉塞がないため、チューブを挿入する必要はない。

正答率:59%

テーマ:胆道ドレナージのエックス線写真から判断する原疾患

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