112C56

来院時の内服薬を調べたところ、経口血糖降下薬、降圧薬、ビスホスホネート製剤、ベンゾジアゼピン系睡眠薬、プロトンポンプ阻害薬が処方されていた。

まず減量を検討すべきなのはどれか。

経口血糖降下薬
降圧薬
ビスホスホネート製剤
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
プロトンポンプ阻害薬

解答: d

112C56の解説

主訴はふらつきである。この原因となる薬剤を選ぼう。
a 低血糖によるふらつきはありうる。が、現在血糖値は128mg/dLであり、今回のエピソードの原因とは考えにくい。
b 低血圧によるふらつきはありうる。が、現在血圧は保てており、今回のエピソードの原因とは考えにくい。
c 食道潰瘍や顎骨壊死の副作用が知られる(See 107F13)。が、ふらつきや易転倒性の原因とはならない。
d 正しい。本剤はふらつきや易転倒性の原因として代表的。減量を検討したい。
e 消化器症状など副作用が知られるも、重篤なことは稀。また、ふらつきや易転倒性の原因とはならない。

正答率:85%

テーマ:【長文3/3】減量を検討すべき内服薬

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