111I17

尋常性乾癬の病理組織所見について正しいのはどれか。

表皮の海綿状態
表皮顆粒層の肥厚
表皮基底層の液状変性
真皮浅層の好酸球浸潤
角質層下の好中球性小膿瘍

解答: e

111I17の解説

a 表皮の海綿状態は湿疹でみる。
b 尋常性乾癬では表皮突起の延長はみるも、顆粒層は肥厚しない。
c 表皮基底層の液状変性は扁平苔癬や皮膚エリテマトーデスでみる。
d アトピー性皮膚炎では真皮の好酸球浸潤をみる。
e 正しい。尋常性乾癬では角層直下に好中球が浸潤し、無菌性膿瘍を形成する(Munro微小膿瘍)。
108G13100B11を類題として確認しておこう。

正答率:63%

テーマ:尋常性乾癬の病理組織所見

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