111H34

その後の経過:入院後、血清M蛋白が検出され、上部消化管内視鏡による胃生検組織検査からアミロイド蛋白の沈着が証明された。他の検査結果と総合して、予後不良な全身性アミロイドーシスと診断された。

SPIKESモデルに基づく患者への伝え方として適切でないのはどれか。

患者の感情に共感を示す。
患者自身の病気に対する認識を知る。
どこまで知りたいかについて把握する。
正確な病状や病名についての説明は避ける。
プライバシーに配慮した面談の環境を整える。

解答: d

111H34の解説

SPIKESモデルとは、悪い知らせを行う場合のプロトコルである。
 S(setting):面談の場を設定する
 P(perception):患者の解釈モデルを確認する
 I(invitation):患者の希望の確認
 K(knowledge):患者への情報提供
 E(empathy):患者の気持ちに共感する
 S(summary&strategy):方針のまとめ・今後の戦略
a Eに該当する。
b Pに該当する。
c Iに該当する。
d 誤り。本人が知りたいと思う内容は包み隠さず伝達すべきである。
e Sに該当する。

正答率:96%

テーマ:【長文2/2】SPIKESモデルに基づく患者への伝え方

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