111E33

骨年齢が遅延するのはどれか。

単純性肥満
思春期早発症
中枢性尿崩症
甲状腺機能低下症
先天性副腎皮質過形成

解答: d

111E33の解説

a 単純性肥満では骨年齢は変化しない。Cushing症候群等、内分泌代謝疾患の背景がある肥満では骨年齢に影響をおよぼすことがある。
b 思春期早発症では骨年齢が促進する。
c 中枢性尿崩症と骨年齢とは関係ない。
d 正しい。甲状腺機能低下症のほか、成長ホルモン分泌不全にて骨年齢が遅延する。
e 先天性副腎皮質過形成のうち、最多である21-OHlase欠損症ではアンドロゲン過剰により骨年齢が促進する。ただし、17-OHlase欠損症のようにアンドロゲンが産生されにくくなる病態もあり、一概には言えない。dが明らかに正解であるため、ここまで考えるのはやめよう。

正答率:89%

テーマ:骨年齢が遅延する疾患

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