111E13

せん妄のリスクファクターでないのはどれか。

肺炎
喫煙
低ナトリウム血症
尿道カテーテル留置
ベンゾジアゼピン系睡眠導入薬

解答: b

111E13の解説

a 感染症はリスクとなる。
b 誤り。喫煙自体はせん妄のリスクとならない。喫煙によって生じた種々の病状の結果、せん妄を呈する可能性はある。
c 電解質異常はリスクとなる。
d 人工物の体内留置はリスクとなる。
e 睡眠薬は意識状態を低下させるため、せん妄のリスクとなる。なお、アルコール離脱症状に対しては、むしろベンゾジアゼピンが有効となる。これはベンゾジアゼピンがGABA受容体に結合してアルコールと競合する、という作用があるためである。アルコール離脱時にも振戦せん妄がみられることがあり、話が少しややこしく、混乱しやすいところなので注意しよう。

正答率:72%

テーマ:せん妄のリスクファクター

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