111D60

糖尿病患者に中心静脈栄養を開始した。速効型インスリンを混和した輸液で血糖値が安定したため、ブドウ糖とインスリンの割合を維持したまま明日から投与熱量を変更することとした。

明日からの輸液に混和すべき速効型インスリンの量を求めよ。

ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数第1位を四捨五入すること。

基本に使用する輸液の組成 投与量 混和する速効型インスリン量
Na+ K+ ブドウ糖 アミノ酸
mEq/L %(g/dL) mL/日 単位/日
本日まで 60 10 7.5 0 1,000 5
明日から 50 0 12 2 1,500 □□

解答:□□ 単位

解答: 12

111D60の解説

本日までは、7.5×10=75g/日のブドウ糖を付加していた(左記の10は、1,000mL/日=10dL/日ということから導いた)。これに対してインスリンは5単位である。明日からは12×15=180g/日に投与熱量が変更となる。「ブドウ糖とインスリンの割合を維持したまま」とあるため、75:5=180:$x$を解き、$x$=12が正解。

正答率:84%

テーマ:輸液に混和すべき速効型インスリンの量の算出《計算問題》

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