72歳の男性。頻尿と尿勢低下とを主訴に来院した。1年前から頻尿を自覚していたが、2か月前からは排尿に時間がかかるようになっている。直腸指診で前立腺は小鶏卵大、表面平滑、弾性硬で硬結を認めない。尿所見に異常を認めない。PSA1.8ng/mL(基準4.0以下)。排尿日誌で1回排尿量180〜250mL、昼間排尿回数10回、夜間排尿回数2回。国際前立腺症状スコア18点(軽症0〜7、中等症8〜19、重症20〜35)。QOLスコア5点(軽症0〜1、中等症2〜4、重症5〜6)。尿流測定の結果(A)を別に示す。腹部超音波検査で残尿量は120mLである。経直腸超音波像(B)を別に示す。推定前立腺体積は35mLである。
治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。