111B25

血液中の副甲状腺ホルモン〈PTH〉とカルシウムが同方向に変化(両方とも増加、または、両方とも減少)するのはどれか。

腫瘍性液性因子性高カルシウム血症〈HHM〉
特発性副甲状腺機能低下症
偽性副甲状腺機能低下症
ビタミンD欠乏症
慢性腎不全

解答: b

111B25の解説

a 腫瘍の分泌するPTHrPにより、副甲状腺機能亢進症を呈する病態。PTHは低下し、Caは上昇する。
b 正しい。PTHの分泌不全により、副甲状腺機能低下症を呈する病態。PTHは低下し、Caも低下する。
c PTH受容体の異常により、副甲状腺機能低下症を呈する病態。PTHは上昇し、Caは低下する。
d ビタミンDの作用が低下する状態。Caは低下し、フィードバックでPTHは上昇する。
e 腎でのビタミンD活性化ができず、実質的にdと同様の病態をとる。Caは低下し、フィードバックでPTHは上昇する。

正答率:88%

テーマ:PTHとカルシウムが同方向に変化する病態

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