111B20

腹部症状を生じないのはどれか。

急性心筋炎
急性冠症候群
劇症1型糖尿病
高カルシウム血症
頸椎椎間板ヘルニア

解答: e

111B20の解説

a 急性心筋炎で腹部症状がみられることは110I30で出題済み。
b 急性冠症候群〈ACS〉では胸痛が多いが、痛みが広範囲にみられることもあり、腹痛を呈することもある。
c 劇症1型糖尿病で、特に糖尿病性ケトアシドーシス〈DKA〉を呈したケースでは腹痛をみる。
d 高カルシウム血症で悪心・嘔吐、便秘、意識障害がみられることは頻出事項。
e 誤り。頸椎椎間板ヘルニアでは頸部痛や肩こりをみる。脊髄やそこから萌出した神経根の圧迫により、上肢の障害もみられる。しかしながら、腹部症状はみない。

正答率:88%

テーマ:腹部症状を生じる非消化管疾患

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