110H5

微生物検査で塗抹鏡検に適した品質の良い喀痰の好中球の数と扁平上皮細胞の数との組合せで正しいのはどれか。
ただし、数値は倍率100倍で鏡検時の1視野あたりの細胞数を表す。
好中球 - 扁平上皮細胞
0 - 0
5 - 5
5 - 30
30 - 5
30 - 30

解答: d

110H5の解説

肺炎等で原因微生物を同定する際には、喀痰内に好中球が多くいれば良質な検体といえる。一方、扁平上皮細胞が多く含まれるということは口腔内や鼻咽頭からの成分(唾液や鼻汁など)が多く含まれることを示唆し、検体としては良質といえない。
a〜e 以上より、好中球が多く(d or e)、扁平上皮細胞の少ない(a or b or d)検体を選択する。dが正しい。

正答率:67%

テーマ:塗抹鏡検に適した喀痰の好中球数と扁平上皮細胞数

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