110G65

その後の経過:適切な処置をした後、肝切除術が施行された。3年後、多発性の転移性肝腫瘍が再発した。患者と家族は積極的な治療を望まず、自宅で過ごすことを希望したため訪問診療が開始された。今朝になって患者の意識がなく呼吸が停止している状態であると、家族から連絡があった。昨晩は意識があり、意思疎通可能であったという。担当医として駆けつけたところ、瞳孔は散大固定で、対光反射の消失、心停止および呼吸停止を認め死亡を確認した。
認める可能性が低いのはどれか。
死斑
硬直
腐敗
体温低下
角膜混濁

解答: c

110G65の解説

a・b・d・e 早期死体現象である。
c 誤り。晩期死体現象であり、現時点で認める可能性は低い。
※医原性合併症、医原性合併症、死亡、という3連問であり、かなりブラックな出題に思われた。実臨床ではよくあるケースにも思えるが。

正答率:90%

テーマ:【長文3/3】予想される死体現象

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