2018年にWHOのガイドラインが改訂され、「3段階除痛ラダー」という考え方が廃止された。そのため、本問の「第◯段階」という概念は現在意味をなさない。以下、一応出題当時の選択肢考察を示しておくが、参考程度に受け止めてほしい。 a 第1段階にはNSAIDを用いる。 b 第2段階には弱オピオイドを用いる。鎮痛補助薬はどの段階でも利用可能。 c 段階が進んでも、前段階の薬を併用することは可能。即座に中止する、という性質のものではない。 d 時間を決めて投与するのがルールである(by the clock)。 e 正しい。突発性の疼痛に対象的に用いるのがレスキューである。dで示したby the clockの服薬とは別に、短時間作用性の薬剤を使用する。