110C20

61歳の男性。自営業。旅客機内で耐え難い全身倦怠感を訴えた。2週間の仕事を終えて東アジアのある国から帰国するところである。たまたま同乗していた医師が機内アナウンスに呼応した。男性が現地の医療機関を昨日受診した際に渡された紹介状の一部を示す。
The patient is a 61-year-old man with a complaint of general malaise. Distended abdomen has been developed in these two days. He has a long history of drinking. However, he has never been treated on alcoholic problems.
On physical examination, his consciousness was clear. He had no fever. Icterus on his conjunctiva, several vascular spiders in his anterior chest and bilateral pretibial edema were observed. Moderate amount of ascites was detected by ultrasonography.
Therefore, I strongly recommended him to consult a physician in his home country as soon as possible.
機内での現症:体温36.5℃。脈拍88/分、整。呼吸数12/分。腹部に圧痛を認めない。
この情報から最も疑うべき疾患はどれか。
肝硬変
心不全
深部静脈血栓症
甲状腺機能低下症
ネフローゼ症候群

解答: a

110C20の解説

日本国の医師国家試験風に和訳すると以下のようになる。

61歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。ここ2日で腹部膨隆が進行してきた。長期のアルコール歴があるが、アルコール関連疾患での治療歴はない。意識は清明。発熱はない。眼球結膜に黄染を、前胸部にくも状血管腫を、両側前脛骨部に浮腫を認める。腹部超音波検査にて中等量の腹水がみられる。母国での内科受診を強く推奨する。

a〜e 英文の意味さえ分かれば、aの肝硬変の診断は容易である。

正答率:93.0%

テーマ:英語の紹介文読解・肝硬変(英語問題)

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