110B51

吸気時に大腿動脈の拍動が減弱し、胸部の聴診で心音が減弱している。創部より呼吸に伴う空気の流入出が疑われ、呼吸音は左側でわずかに減弱している。触診で皮下気腫は認めない。
最も優先すべきなのはどれか。
超音波検査
胸部造影CT
12誘導心電図
創部直視下検索
血液生化学検査

解答: a

110B51の解説

a 正しい。最も早急にかつ簡便に実施できる検査である。心タンポナーデや気胸の診断も可能。
b 心タンポナーデや気胸の診断は可能であるが、時間がかかる。
c モニター心電図で十分である。
d 長さ3cm程度の刺創を直視下検索しても何も分かるまい。
e 心タンポナーデや気胸の診断・治療につながらない。また、結果が分かるまで時間もかかる。

正答率:65%

テーマ:【長文2/3】サバイバルナイフによる胸部刺創で優先すべき検査

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし