a 誤り。左心室瘤は急性心筋梗塞〈AMI〉の慢性期合併症(1か月~)。ゆえに緊急手術は必要とならない。 b 僧帽弁閉鎖不全症〈MR〉をきたし心拍出が低下するため、緊急性あり。 c 心室中隔欠損症〈VSD〉様の血行動態を呈し心拍出が低下するため、緊急性あり。 d いわゆる心破裂であり、心タンポナーデをきたす。緊急性あり。 e 左冠動脈主幹部〈LMT〉病変による不安定狭心症は広範な心筋虚血をきたす。緊急性あり。なお、LMT狭窄では原則として経皮的冠動脈形成術〈PCI〉は適応とならず、冠動脈バイパス術〈CABG〉を行うことも確認されたい。