109I38

頸部リンパ節生検組織のH-E染色標本(A、B)を別に示す。染色体検査ではt(14;18)転座が認められた。
腫瘍細胞に発現している可能性が高いのはどれか。2つ選べ
CD3
CD4
CD8
CD10
CD20

解答: d,e

109I38の解説

t(14;18)は濾胞性リンパ腫で出現する、という事実は108D12で学習済み。
また、107I14で濾胞性リンパ腫がB細胞系のリンパ腫瘍であることも学習済み。
あとは、B細胞系リンパ腫で発現しうる抗原を選択すればよいが、それはCD10とCD20である(CD3, 4, 8がT細胞系である、という事実のほうが有名か)。
ゆえに、d・eが正しい。
正答率はそこまで高くないが、過去問2年分で十分に対応できる問題である。
なお、画像では濾胞構造の腫瘍性増殖がみられている。

正答率:78%

テーマ:濾胞性リンパ腫の腫瘍細胞に発現している可能性が高いCD

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