109I29

血管炎に特異性の高い徴候はどれか。
弛張熱
結節性紅斑
爪下線状出血
多発単神経炎
早朝の呼吸困難

解答: d

109I29の解説

特異度が高い徴候とは確定診断に向く徴候である。血管炎は「高齢者の発熱としびれ」で疑うべきであり、このうちの「しびれ」は多発単神経炎(左右非対称で多発するしびれ)の形をとる。
a 成人Still病を考えさせる。
b Behcet病を考えさせる。
c 感染性心内膜炎〈IE〉を考えさせる。
d 正しい。上記の通り。なお糖尿病でも多発単神経炎が出現するも、典型的(特に末期)には多発神経炎の形をとるため、「多発単神経炎は糖尿病に特異度が高い」というわけではない。
e 気管支喘息を考えさせる。

正答率:85%

テーマ:血管炎に特異性の高い徴候

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし