109I23

3か月児の股関節エックス線写真の正面像を別に示す。
診断として正しいのはどれか。
Perthes病
骨端線離開
単純性股関節炎
大腿骨頭すべり症
発育性股関節形成不全

解答: e

109I23の解説

股関節エックス線写真では左大腿骨頭が上外側へ偏位している。股関節の脱臼が考えられる。
a Perthes病の好発年齢は5歳前後。
b 3か月の時点では骨端線(骨端核)が出現しておらず、写真でも指摘できない。
c 炎症はエックス線で指摘不能。
d 大腿骨頭すべり症は小学校高学年~中学生にみられる。
e 正しい。従来、先天性股関節脱臼と呼ばれたが、近年では発育性股関節形成不全とされる。

正答率:85%

テーマ:発育性股関節形成不全〈先天性股関節脱臼〉の診断

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