109I14

肝右葉切除の適応が制限される検査値はどれか。
血小板12万
アルブミン3.6g/dL
総ビリルビン1.2mg/dL
ICG試験(15分値)38%(基準10以下)
プロトロンビン時間75%(基準80〜120)

解答: d

109I14の解説

a 肝障害により血小板数は低下するも、治療適応と直接の関係はない。
b Child-Pugh分類では血清アルブミンが3.5g/dLを超えていれば良好な所見と判定される。
c Child-Pugh分類では総ビリルビンが2mg/dLを切っていれば良好な所見と判定される。
d 正しい。肝切除を考慮する場合、Child-Pugh分類に加えて肝障害度も評価する必要がある。肝障害度にはICG 15分値(基準10以下)が含まれ、これが40%を超えると重症と考えやすくなる。38%は40%を超えるまでは至っていないが、極めて近い値であるため切除の適応制限と関連する度合いが選択肢の中では最も高い。
e Child-Pugh分類ではプロトロンビン時間が70%を超えていれば良好な所見と判定される。

正答率:84%

テーマ:肝右葉切除の適応が制限される検査値

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