109H15

急変患者に対する経口気管挿管について誤っているのはどれか。
口腔内吸引する。
喉頭鏡は切歯を支えに用いる。
挿管時に声門を確認する。
挿管後は左右の側胸部で聴診する。
胸部エックス線写真でチューブ位置を確認する。

解答: b

109H15の解説

a 口腔内に吐物や異物があると気管挿管がうまくいかない。ゆえに吸引が必要。
b 誤り。切歯を支えに使うと、折れてしまう。無事挿管して救命できたとしても、容体が安定した患者に訴えられるリスクもある。
c 気管チューブは声帯を通って挿入されるため、必然的に確認することとなる。一部の困難な事例を除き、盲目的に相関してはならない。
d 片肺挿管していないか、確認すべき。
e 挿管後のルーチン検査である。
※dやeについては108G21が参考になる。

正答率:96%

テーマ:急変患者に対する経口気管挿管について

フォーラムへ投稿

関連トピック