抗甲状腺薬内服後の無顆粒球症については頻出(108D42など)。107D8は記憶に残る難問であったが、それに比べると本問はマイルド。 a 肝胆道系の障害をみることもあり、その場合ALPは上昇する。が、これは「最も注意すべき」とはいえない。 b 正しい。メチマゾールなど抗甲状腺薬では無顆粒球症を合併することがあり、これは生命にかかわる。 c 溶血性疾患を合併しやすいということはない。 d 腎機能障害を合併しやすいということはない。 e 投薬により甲状腺機能が急激に亢進した場合、LDLコレステロールは低値となりうる。が、これは「最も注意すべき」とはいえない。