109C31

内服治療の開始早期に、変動に最も注意すべき検査項目はどれか。
ALP
顆粒球数
網赤血球数
クレアチニン
HDLコレステロール

解答: b

109C31の解説

抗甲状腺薬内服後の無顆粒球症については頻出(108D42など)。107D8は記憶に残る難問であったが、それに比べると本問はマイルド。
a 肝胆道系の障害をみることもあり、その場合ALPは上昇する。が、これは「最も注意すべき」とはいえない。
b 正しい。メチマゾールなど抗甲状腺薬では無顆粒球症を合併することがあり、これは生命にかかわる。
c 溶血性疾患を合併しやすいということはない。
d 腎機能障害を合併しやすいということはない。
e 投薬により甲状腺機能が急激に亢進した場合、LDLコレステロールは低値となりうる。が、これは「最も注意すべき」とはいえない。

正答率:96%

テーマ:【長文2/2】Basedow病の治療薬内服開始早期に変動に注意すべき検査項目

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