a 肥満患者では脂肪細胞から分離されるコレステロール由来のエストロゲンが多く、子宮体癌のリスクとなる。 b 一般的に癌の家族歴はリスクとなる。 c 誤り。黄体ホルモン(プロゲステロン)はエストロゲンに拮抗する。ゆえにリスクではない。 d 多嚢胞性卵巣症候群〈PCOS〉では無排卵をみることが多く、その場合黄体が形成されない。すなわち黄体ホルモンが相対的に低値となり、エストロゲンに拮抗できなくなる。 e タモキシフェンは乳癌の治療薬。乳腺に対してはエストロゲンを拮抗させる方向に働く反面、子宮内膜に対してはエストロゲンの感受性を増加させてしまう。