108H13

肢位の写真を別に示す。
異常所見を見出すためにこの肢位が最も適しているのはどれか。
肝性脳症
ラクナ梗塞
Parkinson病
甲状腺機能亢進症
良性発作性頭位眩暈症

解答: a

108H13の解説

a 正しい。羽ばたき振戦〈asterixis〉を誘発する肢位である。
b 脳梗塞による上肢麻痺ではBarre徴候をみる。この場合、掌側が上の肢位となる。
c Parkinson病では安静時振戦がみられるも、特徴的な誘発肢位はない。
d △。甲状腺機能亢進症では姿勢時振戦がみられる。この肢位でも誘発されうるが、特徴的とはいえない。正答はaにゆずる。
e 良性発作性頭位眩暈症は、頭位変換にて誘発される。

正答率:97%

テーマ:羽ばたき振戦を誘発する肢位

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