108B23

頸部リンパ節腫大を主訴に来院した58歳男性のリンパ節生検組織のH-E染色標本(A、B)を別に示す。
この病変の診断として最も考えられるのはどれか。
結核性リンパ節炎
甲状腺乳頭癌
サルコイドーシス
肺小細胞癌
Hodgkinリンパ腫

解答: e

108B23の解説

弱拡大(画像A)では、リンパ球の増殖を指摘できるのみだが、強拡大(画像B)では、Reed-Sternberg細胞が見られる。ここよりHodgkinリンパ腫の診断とする。
a 乾酪壊死や多核のLanghans巨細胞をみる。
b 腫瘍細胞の乳頭状増殖をみる。
c 乾酪壊死を伴わない類上皮細胞肉芽腫をみる。
d 小型細胞の増殖をみる。
e 正しい。上記の通り。

正答率:98%

テーマ:病理画像からのHodgkinリンパ腫の診断

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