107H12

血液培養について、菌血症の診断における感度を下げるのはどれか。
検体を冷蔵保存する。
検体採取の回数を増やす。
抗菌薬を投与する前に採取する。
異なる部位から2セット採取する。
好気性ボトルより先に嫌気性ボトルに分注する。

解答: a

107H12の解説

a 誤り。血液培養の検体は室温保存でよい。
b 血液培養によらず、検体採取の数は多いほど感度が上がる。
c 抗菌薬投与により菌が死滅するため、起炎菌を同定するためにはその前に検体を採取すべきである。
d 血液培養の検体採取は2セット以上が推奨されている。その際はコンタミネーションを防止するため、異なる部位からの採取が望ましい。
e 一度分注すると検体に空気が混入してしまう。これにより嫌気性菌が死滅してしまうため、先に嫌気性ボトルへ分注するとよい。

正答率:89%

テーマ:菌血症の診断における感度を下げる要因

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし