107G49

42歳の男性。物が二重に見えることを主訴に来院した。1か月前に交通事故に遭い、その後、複視が出現した。前眼部、中間透光体および眼底に異常を認めない。視力は右1.0(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。
診断に有用な検査はどれか。
光覚検査
Hess赤緑試験
Schirmer試験
網膜電図〈ERG〉
光干渉断層法〈OCT〉

解答: b

107G49の解説

交通事故により発生した複視。外眼筋の障害かもしれないし、神経の障害かもしれない。病態は不明であるが、複視に有効な検査は選択肢に1つしかない。
a 光覚を調べたいわけではない。
b 正しい。「赤緑」と書いてあるため、一見色覚検査に思えるが、これは複視の検査である。
c 涙液分泌をみる検査である。
d 網膜機能の検査である。
e 網膜形態の検査である。

正答率:74%

テーマ:複視を主訴に来院した男性の診断に有用な検査

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