107B44

28歳の女性。下腹部痛を主訴に来院した。2日前から下腹部痛が持続しているが我慢できる程度であるという。最終月経は6週前。月経周期は30~40日、不整。腹部の触診で反跳痛と筋性防御とを認めない。
まず行うべき画像検査として適切なのはどれか。
腹部CT
腹部MRI
腹部超音波検査
下部消化管造影
腹部エックス線撮影

解答: c

107B44の解説

妊娠可能年齢の女性の下腹部痛であり、最終月経が6週前であることから妊娠の可能性を視野にいれて対応すべきである。これを確認せずしてのエックス線被曝は禁忌。
a・d・e これらはエックス線を使用するため禁忌。
b 腹部MRIはエックス線を使用しないが、妊娠初期の安全性が証明されていない。
c 正しい。妊娠反応と腹部超音波検査とをまず行いたい。

正答率:97%

テーマ:妊娠が疑われる女性にまず行うべき画像検査

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