107B30

呼吸リハビリテーションの適応とならないのはどれか。
神経筋疾患
気管支拡張症
肺結核後遺症
非代償性うっ血性心不全
慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉

解答: d

107B30の解説

a 神経筋疾患(筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉などが代表的)では、呼吸筋の筋力が低下し、呼吸困難で死亡することも多い。筋力を維持すべく、呼吸リハビリテーションを行う。
b 気管支拡張により肺容量が減少してしまう。残存肺の機能を維持すべく呼吸リハビリテーションが有効。
c 空洞形成により肺容量が減少してしまう。残存肺の機能を維持すべく呼吸リハビリテーションが有効。
d 誤り。非代償性うっ血性心不全の病態の本質は心不全であり、そちらの改善が優先される。また、全身状態も良好でないことが多く、リハビリテーションは実施困難であろう。
e 肺の気腫性変化により、換気効率が低下してしまう。残存肺の機能を維持すべく呼吸リハビリテーションが有効。

正答率:71%

テーマ:呼吸リハビリテーションの適応

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