食道挿管をしてしまっているのか、それとも適切に気管内に挿入できているのか、その区別をするために何を行うか、という問題。 a・b 食道挿管でも気管挿管でも変動しうるし、非特異的な変化をみるため適さない。 c 食道挿管であれば、食道圧(ないし胃内圧)が変動するかもしれないが、それを観察するのは簡便ではない。 d c同様、挿管の適正を判断するのにわざわざ中心静脈の圧をみるのは侵襲的であり、ナンセンスである。 e 正しい。カプノグラムにて呼気終末二酸化炭素濃度〈ETCO2〉を測定する。食道挿管であれば二酸化炭素は検出されないはずだ。