106I71

呼吸困難を主訴とする23歳男性。頻呼吸を呈しており、SpO2 88％（8l/分酸素投与下）であることから呼吸不全を来している。呼吸音は左の胸部では聴取せず、胸部エックス線写真で左肺が虚脱していることがわかる。緊張性気胸の診断である。
ａ　まず呼吸状態の改善をはかる。
ｂ　正しい。emergencyであり、可及的速やかに胸腔ドレナージを行う。
ｃ　反復して気胸を起こす場合に考慮する。
ｄ　緊張性気胸の治療ではない。　
ｅ　緊張性気胸での陽圧換気は禁忌である。