106G52

68歳の女性。物忘れを主訴に夫に伴われて来院した。1年前から、話した内容を忘れてしまうことが多くなった。料理は得意であったが、最近は献立の種類が減り、簡単に作ることができるものばかりになった。既往歴に特記すべきことはない。
この患者に認められる症状はどれか。
失語
失行
失認
注意障害
遂行機能障害

解答: e

106G52の解説

高齢女性で、話した内容を忘れる、得意な料理ができなくなってしまったというエピソードからAlzheimer型認知症〈AD〉を考える。ADでは遂行機能障害が初期から認められ、本症例にも合致する。
a・b・c 認知症が進めば、これらの障害も認めらえるが本症例はまだみられない。
d 注意障害はADHDなどでみられる。
e 正しい。上記の通り。

正答率:93%

テーマ:Alzheimer型認知症疑いの高齢女性に認められる症状

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