106F25

45歳の男性。皮疹を主訴に来院した。2週前に両側の下腿の皮膚病変に気付いたが、疼痛や掻痒感はなかった。1週前から皮膚病変が拡大してきたため受診した。両側の下腿から足背にかけて皮膚病変がみられる。病変は隆起しておらず、圧迫しても赤紫色が消退しない。下腿から足背にかけての写真を別に示す。
この病変を特徴づける皮疹の種類はどれか。
丘疹
膨疹
紫斑
苔癬化
毛細血管拡張

解答: c

106F25の解説

皮疹の種類を問う問題。疼痛や掻痒感をともなわない赤紫色の皮疹であり、圧迫しても消退しないことから紫斑である。画像では硝子圧迫法が行われている。
a・b 隆起がないので誤り。
c 正しい。上記の通り。
d 苔癬化は湿疹が慢性化して起こる表皮の硬変である。
e 毛細血管拡張では圧迫で消退するので誤り。

正答率:100%

テーマ:紫斑の診断

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