106B59

検査所見:血液生化学所見:Na 144mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 108mEq/L。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.21、PaCO2 26Torr、PaO2 60Torr、HCO3- 10mEq/L。
この患者の酸塩基平衡状態の診断として正しいのはどれか。
呼吸性アルカローシス
呼吸性アシドーシス
代謝性アルカローシス
アニオンギャップ開大性の代謝性アシドーシス
アニオンギャップ非開大性の代謝性アシドーシス

解答: d

106B59の解説

pH 7.21でありアシドーシスを呈している。HCO3-は低値、PaCO2も低値であるため、代謝性アシドーシスを呼吸性代償していると判断できる。アニオンギャップ〈AG〉はNa-(Cl+HCO3-)で計算でき、26である。12を越えているためAG開大性の代謝性アシドーシスである。
a~e 上述の通り。dが正解。

正答率:86%

テーマ:【長文2/3】敗血症性ショック患者の酸塩基平衡状態の診断

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