106B23

閉塞性黄疸で検査値が上昇する項目はどれか。
血中胆汁酸
末梢血白血球
血中アルブミン
尿中ウロビリノゲン
血中トランスサイレチン〈TTR〉

解答: a

106B23の解説

a 正しい。胆汁酸は胆汁の構成成分。閉塞性黄疸で血中に漏出し、増加する。
b 末梢血白血球は胆管炎など炎症をともなった場合にのみ上昇する。
c 閉塞性黄疸が高度となり、肝障害をきたした場合、血中アルブミンが低下する。
d 閉塞性黄疸では直接ビリルビンを腸管内でウロビリノゲンへ変換することができない。ゆえに尿中ウロビリノゲンは低値をみる。
e 血中トランスサイレチン〈TTR〉(別名プレアルブミン)は肝で合成される蛋白の一つ。cで示したように、低下することはあっても上昇はしない。

正答率:75%

テーマ:閉塞性黄疸で検査値が上昇する項目

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