106B1

多臓器不全患者の集中治療で適用される持続的血液濾過透析〈CHDF〉について、カテーテルを留置するために穿刺する部位で適切なのはどれか。
腕頭静脈
前腕皮静脈
下大静脈
大腿静脈
大伏在静脈

解答: d

106B1の解説

a 腕頭静脈は胸骨裏面にあるため、穿刺は困難。
b 前腕皮静脈は確保しやすいが細い。よって濾過透析に必要十分な血流が確保できない。
c 下大静脈も経皮的な穿刺が困難。ゆえに、d由来で下大静脈を狙うこととなる。
d 正しい。大腿静脈は穿刺もしやすく、かつ十分な太さがある。下大静脈からも近く、持続的血液濾過透析〈CHDF〉に有用。
e 大伏在静脈も細い静脈である。bと同様。

正答率:63%

テーマ:多臓器機能不全症候群〈MODS〉(多臓器不全)患者の持続的血液濾過透析でカテーテル留置のため穿刺する部位

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